19回 デュアスロンin南さつま 反省総括編
どもども!!
というわけで、反省総括、おまけに攻略まで行こうかと思います。
主な敗因のバイクパートに関しての検証。
え〜まず僕のトランジションのもたつきが一つ(笑)
と、言っても毎年条件は同じです。そんなにメチャクチャ遅くはありませんw
では…
なぜ例年に無く他の選手があんなに速かったか。
みんながみんなでは無いでしょうが(ここ大事)、ドラフティングが一番の可能性かと思います。
・ドラフティングとは?
今回の大会はローカルルール適用なので、下のリンクは該当しないと思いますが。
こちらにざっくりドラフティングに関しての内容がわかりやすくこちらにかいてます。
Team e-TRI:トライアスロン入門:ドラフティングルール
しかしながらペナルティーを受けている選手が少ないので、今回のルール上では暗黙の有効ということになります。
つまり、使えるものは使ったほうが良いのですw
特長としまして、ドラフティングは一度スピードに乗ってしまえば少ない力でその速度を維持して走れます。
では、実際に今大会のデータを使っていかにドラフティングが体力を温存し速く走れるかを検証していきましょう。
・パワー計測値
検証に使うデータはパワーメーターで得たデータです。
上のリンクに詳しく書いてありますが、要するにスピード、ケイデンスに関係なく純粋に自転車で出している力です。
鹿児島ではまだまだパワー計測できる機材を使っている方は少ないです。
練習等では非常に有効です。逆にこの時代使ってトレーニングで使ってない方が珍しくなってくるでしょう。また、トライアスロン等のペーストレーニングをする際は非常に便利です。
うちでも取り扱ってますので興味のある方はぜひご相談を…っと、営業はこの辺にして(笑)
データはウェブサイトの「STRAVA」で公開されているデータを使用します。
STRAVAではその日同じルートを走った方のデータが公開(公開設定している方のみ)されます。
なので、大会でのターニングポイントや自己分析、相手の分析等ができて非常に便利。
しかも無料、ガーミン等のサイクルコンピューターを持っている方でしたら使わないと損ですね。
それにしても…あの人数の大会で7人しかログが上がってないなんでw
鹿児島はSTRAVAしている人も少ないようですね(^^;)
では…
まず、こちらは僕のデータです。
アベレージは40.4km/時。ケイデンスは107。推定ワットは311w。
以前の記事にも書きましたが、推定ワットは体重、身長で計算されるので正確ではありません。コースレイアウトや風の強さは計算されませんのであくまで目安です。
ですが、今回のコースは周回コースなので、どちらかと言うと信頼できる数値かと思います。やや高めに出る傾向があるとして、300wぐらいですかね。
次に周回でのデータ。
やや後半タレ気味ですね(^^;)
ま〜推測通りの数値です。
さて、あくまで僕の数値は推定値なので、ここでもう一人。
一緒に大会に出た大徳くんのデータも見てみましょう。
パワータップで計測していますので、正確な数値です。
彼はセカンドウィンド鹿児島、セレクシオン南九州でも活躍している選手、特に登りはめちゃ速いです。
今回TTバイクではなくノーマルバイクで出ていますのでこの数値は妥当かと思います。
299w、44分はとても良い数値ですね。流石です。
前半と後半がちょっと速いペースですが、中盤のラップもまあまあムラがなく良いのではないでしょうか?
さて、次のデータは同じコースを走った方のデータ、パイオニアのパワーメーターを使用していた方のデータです。
さて、おわかりでしょうか?
アベレージが39.8km/時にもかかわらす206wしかパワーは出ていません。
周回データもこの通り。
つまり、ドラフティングはスピードも出せて力も温存できるわけです。
この方にお話を聞いた所…
単独で走ろうと思ったら抜かれて蓋をされる感じになって、なかなか単独になれない。また、追い越した人が減速してきて追突しそうになり危なく避けてまた前に出た。
を、繰り返すはめになってしまった様です。
(この方は知っている方でとても速い方です。悪気がないのも解っていますし、割りきって走る方なのでそれはそれでアリかと思っています。)
次回はこの方と上手く走ろうとお願いしたところでした(笑)
※冗談ですよw
さ〜て!! このデータを踏まえた上で…ここは大事です!!
このようにドラフティングをしていない選手はドラフティングをしている人の…
約1.5倍の力で40分ちかく走らないといけないという事です(^^)/
逆を言えばそれだけ同じ速度域で力を温存できるわけですね〜
そう、ドラフティングは速さだけではないのです。
僕はもともとロードレースをしていた人間なのでドラフティングの効果を良く解っています。上手く走ればもっと少ない力で走れるかもしれません。
・攻略
この数値を踏まえたうえで今回の大会に勝つ方法を考えると、やはりドラフティングは大きな武器になります。
僕からみてこの大会の審判は非常に優しいか、もしくはドラフティングがどれだけの効果が有るかを理解していないと思います。
ペナルティーをかせられた方も数名いらっしゃいましたが、たった15秒のペナルティーであればペナルティーをかせられるリスクがあってもする価値はあるかと思いました。
1・はじめのランでしっかり食らいついてバイクで回復、最後のランで勝負って感じですね。ま、どちらにせしてもランが速くないとダメです。
2・バイクの得意な人は真面目に攻めてはいけません。なるべくはやくパックに入って回復に徹するべきです。
3・今回ペナルティーを受けた方、そうでない方がいらっしゃいます。審判員の見えないところで上手く実行する、誤魔化す技術も身につけることも大事ということです。
・総括
ま、みなさんがみなさんドラフティングをしていたという証拠はないので、冗談半分で感じてもらって下さい(笑)
あと、ドラフティングの効果は思いのほか広範囲です。それを理解してなくて無意識でしていた方もいるでしょう。
実力のある方でも抜け出そうと思って捕まって、ドラフティングに巻き込まれた方もいたかと思います。
また、大会運営の方々、審判員の方々に対して決してリスペクトしてないわけでもないです。楽しい時間を過ごさせていただいて感謝しています。
さて、
今回の大会で悔しい想いをしましたが、負けて当然でした…
勝つためにはその大会の中でのルールで勝つのが正しいです。
自分の感じた限り、画像やその他の方のお話、今回の分析において感じた事。
やはり結果的に…
緩いドラフティング禁止ルールを見ぬく、またはペナルティーギリギリ(実質アウト)で走っていた方が正しかった。
そう、競技において勝ちは絶対。この場合ドラフティングした事は悪い事ではないのです。(ロードレースっぽい考え方ですねw)
なので、次回この大会に万が一でる事があれば、ドラフティングを上手く活用した方が得策ですねw
といっても…結局…
一番大事なのは…苦手なランを強化ですね(笑)
あと、トランジションもね…
頑張りま〜す(^^;)